トップページ
新年を迎えて
公益社団法人 九州海事広報協会 会長 小笠原 朗
令和7年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様には平素より格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
当協会では、国民の祝日「海の日」や「海の月間」広報事業、海事思想の普及・宣伝活動、海事知識の啓発や公益事業活動など年間を通して展開し、一人でも多くの方に『「海」を考え、親しみ、大切にする心を育てていただくよう。』取り組みを進めています。
本年は国民の祝日「海の日」が30回目を迎える年であり、改めて「海の日」の制定意義(海の恩恵に感謝するととともに海洋国日本の繁栄を願う)を多くの方に伝えるとともに、次世代を担う青少年が「海や港、船で働く仕事」を身近に感じ興味、関心を持ち、海事産業へ進路の選択肢を広げていただけたらと思っております。
昨年の活動につきましては「第61回中学生海の絵画コンクール」は九州・山口の44校、352点の応募があり、生徒の心温まる絵画作品を門司港、佐世保、鹿児島で展示、多くの方に鑑賞いただきました。
「船との出会い事業」では、多くの海事関係機関・団体や企業のご支援・ご協力をいただき、小・中・高・短期大学生徒、学校教員、海洋少年団を対象に海や港、造船・舶用工業、倉庫、港湾、船舶、船員等の仕事を学ぶ「海事産業見学会」や「海の教室」を開催しました。
併せて、日本海事広報協会主催の「全国ビーチウォーク&クリーンアップ大作戦」では、小学生が旅客船体験乗船でふるさとの島に渡り、地元関係者と協同して海岸清掃活動に取り組みました。
また、(一財)日本モーターボート競走会からの助成を受けて、下関、若松、芦屋、福岡、唐津、大村の各ボートレース場で「日本の海を愛するパネル展」を開催し、多くの来場者に海事知識の普及を図るとともに、ボートレース事業が果たす地域貢献への理解を深めていただいています。
今後ともその任務・役割の達成に邁進していく所存でございますので、会員の皆様並びに関係の皆様方のより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、「海の日」に際し、海事功労者等表彰を受けられた方々、企業、団体に対し心から敬意を表しますとともに、海事産業の益々のご発展と皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和6年度・第61回中学生海の絵画コンクール(九州・山口地区)
【絵画コンクール入選者】
令和6年(2024年) 7月15日「海の日」国民の祝日
金賞「船着場の風景」 (ふなつきばのふうけい )
佐世保市立福石中学校3年
上野 結布花 さん
優秀校 鹿児島市立東谷山中学校